魂を売らない人
映画の話題が続きますが
密かに現在、時の人といえる
ニコラ・テスラさんの
発明家人生を描いた「テスラ」
観てきました。
静かに美しい映像
大好きな
ショパンのノクターンno.1 も
心に滲みました。
ここでは詳しく触れませんが
この映画もまた、
時代の転換期の今に公開されていること。
しかも
ミニシアターのみでの上映。
水面下の真実が、
じわじわと明らかになる今この時機に
立ち会える幸せを感じます。
パンフレットのキャッチコピーには
「彼がいなければ
世界は100年、遅れていた。」
とありますが
彼がいたのに
世界は100年、遅れた…。
とも言えますね。
100年かかった今、ようやく
彼の隠れた偉業に相応しい世界に
人類がたどり着こうとしています。
お金や名誉に魂を売ることなく
純粋ゆえに不遇だった、
美しい天才科学者や数学者、芸術家、
などなどの中でも
テスラさんには
なぜだか
たまらなく感情移入してしまいました。
扱う分野が「エネルギー」だから
というのもあります。
映画の終盤。
かの、テスラ・コイルについて
後援者らに語るシーン。
原理や可能性、
純粋で美しい理念。。
それによって進化するであろう世界のヴィジョン。。
それらを私利私欲なく語る姿。。。
感動のクライマックス。
のはずでありながら
彼の直面した現実は。。
語れば語るほど
離れていく、人との距離。
同じ言語で生きてないかのような
冷ややかな反応。
並行世界に分離していくような
誰にも理解されない、
あの堪らない感覚。
天才でなくとも
真実に生きる人であれば
実体験から
共感を覚えるのではないでしょうか。
あの 感じ・・・。
私も
いたたまれない気持ちになりました。
そして
100年の歳月。
ようやくですね。
テスラさん。。。
もう間もなく
貴方様の見ていた理想の世界、
残してくださった恩恵に
皆が、気付き、驚き、感謝して
幸せを享受する時代。
妥協を知らず
魂を売らず
公私の区別なく
真実に生きた人。
その生き方そのものも
これから旬が来そうですね。
新しい時代は
もうすぐそこまで。
